びわこ成蹊スポーツ大学の
工藤慈士講師(アスリートコーチングコース)が筆頭著者として参画した研究成果が「日本スポーツ産業学会誌」に掲載されました。本研究は、神窪愛助手、菅文彦教授(大阪成蹊大学経営学部)、黒澤寛己教授(学校スポーツコース)、中山亮課員(スポーツ統括課)が共同研究者として参画しました。本研究は、自治体と連携した休日運動部活動の地域移行に向けた実践を基に行われました。

【論文情報】
タイトル
運動部活動における大学生指導者の関わりが中学生のスポーツ成長感に及ぼす影響
著者
工藤慈士、神窪愛、菅文彦、黒澤寛己、中山亮
掲載誌
スポーツ産業学研究 2026 年36 巻3 号 p. 3_271-3_280
【研究概要】
本研究は、中学校の運動部活動における大学生指導者の効果を検証し、生徒のスポーツを通じた成長を促す要因を明らかにすることを目的としています。
休日の部活動で大学生指導者の指導を受けた中学生194名を対象に調査を実施した結果、大学生指導者から受け入れられていると感じる「受容経験」や、部活動への積極的な参加姿勢、部員や指導者との良好な関係が、生徒のスポーツ成長感を高めることが明らかになりました。特に、技術指導だけでなく、生徒を理解し支える関わりが成長実感につながることが示されました。
一方で、大学生指導者の活用には、安全管理やハラスメント防止などに関する十分な研修が必要であり、今後は長期的な調査による効果検証が求められます。
本研究の結論
大学生指導者は、技術的な指導に加えて生徒を受け入れ、承認することで、活動への意欲が向上し、スポーツを通した成長を促進できることが示されました。今後の部活動地域展開において有望な担い手となる一方、体系的な指導者養成や研修制度の整備が重要です。