教員紹介

講師

黒須 朱莉

Akari Kurosu

主な担当科目

スポーツ哲学概論
体育・スポーツ史

最終学歴・学位 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学、修士(体育学)
専門分野

スポーツ史、スポーツ文化論

研究テーマ 研究対象は戦後のオリンピック・ムーブメントである。なかでも、近代オリンピックの理想と乖離する問題と対峙したとき、国際オリンピック委員会(IOC)はどのような意思決定をしてきたのかという点に関心がある。その際、着目するのは平和運動としてのオリンピックの側面である。現在の研究課題は、IOCにおける国歌国旗廃止に関する議論及びオリンピック休戦の展開過程を明らかにすることである。
主な業績(著書・論文等)
【著書】
・「近代オリンピックの理想と現実—ナショナリズムのなかの愛国心と排他的愛国主義」石坂友司・小澤考人編著『オリンピックが生み出す愛国心 スポーツ・ナショナリズムへの視点』かもがわ出版、2015年、86-115頁。
・日本オリンピックアカデミー編著『JOAオリンピック小事典』メディアパル、2016年。

【学術論文】
・「IOCにおける国歌国旗廃止案の審議過程(1953-1968)―アベリー・ブランデージ会長期を中心に―」『一橋大学スポーツ研究』第31号、一橋大学スポーツ科学研究室編、2012年、39-46頁。
・「IOCによるオリンピック休戦アピールの決議決定―1992年第99回IOC総会議事録と国内外の新聞資料を手がかりに―」『スポーツ史研究』第26号、スポーツ史学会、2013年、17-31頁。
・「IOCにおける『完全な国歌国旗廃止案』の消滅(1973-1974)」『一橋大学スポーツ研究』第33号、一橋大学スポーツ科学研究室編、2014年、61-71頁。
・中澤篤史、黒須朱莉、鈴木楓太、冨田幸祐、熊澤拓也、青野桃子「スポーツ研究の国際動向把握に向けた基礎的検討―社会科学系の国際学術誌6誌を対象に―」『一橋大学スポーツ研究』第35号、一橋大学スポーツ科学研究室編、2016年、67-73頁。

【論考・報告書等】
・「Olympic Truce(オリンピック休戦)」真田久、和田浩一、Andreas Niehaus、荒牧亜衣、黒須朱莉『嘉納治五郎のオリンピック理念の現代的な展開に関する研究:東京オリンピック・パラリンピック招致委員会受託研究成果報告書』筑波大学、2009年、56-59頁。
・「IOAセッション報告4 第48次青年セッション」『JOA Times 日本オリンピック・アカデミー機関誌』第32号、特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー、2009年、12頁。
・「オリンピック教育プラットフォーム(CORE)の誕生」『JOA Times 日本オリンピック・アカデミー機関誌』第35号、特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー、2012年、36頁。
・「現実と対峙し、新たな試みをつづけるオリンピック」『たのしい体育・スポーツ』4月号、No.270、学校体育研究同志会、2013年、22-25頁。
・「オリンピック関連図書と研究」『JOA Times 日本オリンピック・アカデミー機関誌』第37号、特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー、2014年、44頁。
・「オリンピック関連図書と研究」『JOA Times 日本オリンピック・アカデミー機関誌』第38号、特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー、2015年、48頁。
・「オリンピック関連図書と研究」『JOA Times 日本オリンピック・アカデミー機関誌』第39号、特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー、2016年、55頁。
・「オリンピック・ムーブメントとユースオリンピック競技大会」『びわこ成蹊スポーツ大学 研究紀要』第14号、びわこ成蹊スポーツ大学、2017年、183-186頁。

【学会発表】
・趙娟喬、黒須朱莉「筑波大学のADPと体育ギャラリーの展示計画について」日本展示学会第28回大会、2009年。
・「近代オリンピックにおける“エケケイリア”の受容について−IOC総会議事録にみる『Olympic Truce』の検討−」日本体育学会第60回会記念大会、スポーツ人類学分科会、2009年。
・「近代オリンピックにおける“エケケイリア”の展開に関する研究-IOC総会議事録を中心に-」日本体育学会、体育史分科会、春の定例研究集会、2010年。
・「『オリンピック休戦を支持するIOCのアピール』の決定とその背景−IOC総会議事録における決議757に関する議論を中心に−」スポーツ史学会第24回大会、2010年。
・Naofumi Suzuki, Akari Kurosu, Towards an Ecological Understanding Of 'Sport and Development' Movement Using an Organizational Database, NISSA World Congress of Sociology of Sport, 2012.
・「1968年第67回IOC総会における『オリンピック休戦』に関する決議−アベリー・ブランデージ・コレクション史料とIOC理事会とNOCs会議議事録を中心に−」スポーツ史学会第27回大会、2013年。
・「1980年モスクワオリンピックをめぐる国歌国旗廃止案」体育史学会第5回学会大会、2016年。

【シンポジウム報告】
・「オリンピックとナショナリズム−初期オリンピックにおけるナショナリズムの高まりと理念的相異−」奈良女子大学第2回オリンピック・公開シンポジウム、登壇。(第2回 奈良女子大学 オリンピック・公開シンポジウム採録「オリンピックの創出とクーベルタンのオリンピズムを問う」コーディネーター:井上洋一、シンポジスト:和田浩一、小石原美保、石坂友司、黒須朱莉『奈良女子大学スポーツ科学研究年報』第17巻、2015年。)
活動紹介 ・2011 日本スポーツ社会学会 学生フォーラム世話人(〜2012年度)
・2011 日本オリンピック・アカデミー セッション&レクチャー委員会(〜2012年度)
・2011 日本オリンピック・アカデミー 編集・出版委員会
・2016 滋賀県甲賀市 スポーツ少年団研修会 講演
・2016 滋賀県琵琶湖レジャー利用適正化審議会
・2017 日本オリンピック・アカデミー オリンピック研究委員会

【取材協力】
・「ことばの広場 校閲センターから 五輪の選手宣誓」『朝日新聞』2016年7月13日。
・「東京五輪の風―京滋から― 第6部リオの残像 ③政治の影 理想と現実 かすむ憲章」『京都新聞』2016年11月26日。
所属学会 日本体育学会
スポーツ史学会
体育史学会
日本スポーツ社会学会
身体運動文化学会

学生へのメッセージ

スポーツの価値や可能性、問題点や課題について、さまざまな視点から捉え、いっしょに考えてみませんか。