BIWAKO SEIKEI TOPICS

  • BIWAKO SEIKEI TOPICS
  • 【イベントレポート】2023年度文化講演会『スポーツのこれから 怒らないコーチング!?』を開催!

【イベントレポート】2023年度文化講演会『スポーツのこれから 怒らないコーチング!?』を開催!

2023.12.13

ニュースリリース

大学から

  • 12月9日(土)、ピアザ淡海にて、プロ野球阪神タイガース前監督矢野燿大さんをお招きし、びわこ成蹊スポーツ大学2023年度文化講演会『スポーツのこれから 怒らないコーチング!?~選手が自ら考え、成長する指導~』を開催しました。
  • 本講演会は、滋賀県競技力対策本部に共催いただき、2025 年に開催する「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」に向けた取り組みの一環として実施。
  • 当日は、290名の方にお集まりいただきました。
  • 第1部は、プロ野球阪神タイガース前監督矢野燿大さんによる、「言葉は大事―言葉の力は無限大」についての講演会。
  • コーチ、監督としてのご自身の経験をもとに、言葉の持つ力について講演いただきました。
  • 『結果を変えるのは心と行動である。指導者は、結果だけでなく選手がどんな思いをもって挑戦したのかを考え、選手の可能性を信じきることが大切である』とお話いただきました。
  • 第2部ではスペシャル対談として、矢野燿大さん、一般社団法人監督が怒ってはいけない大会代表理事で本学客員教授の益子直美さんと本学コーチングコース望月聡教授の2名が加わり、『怒らないコーチング~選手が自ら考え、成長する指導~』について、3名のパネリストで意見を交わしました。
  • スペシャル対談は、ファシリテーターを本学健康・トレーニング科学コース高橋佳三教授が務め、5つのテーマ①過去に選手として受けてきた指導、②「怒らない・選手主体のコーチング」を重要視するようになったきっかけ、③怒らないことのメリット、④指導を行う中での成功体験、⑤これからのスポーツへの期待についての議論が進められました。 選手の「今」ではなく将来を見据えた指導、選手のスポーツがしたいという気持ちを大事にすること、選手それぞれがもつ「なりたい自分」になれるように多様性を受け入れ、チームでいかに選手を活かしてあげれるかを選手とともに考える、ミスをした後に一喝されるとミスについて掘り下げて考えないことが懸念される、選手全員に同じ言葉かけをするのではなく個々にあった言葉かけが必要、ミスだけを焦点にするのではなく良いところを見る視点を持ちポジティブフィードバックをしてあげてほしいなど様々な議論がなされました。登壇者の人柄を感じる笑顔あふれる対談となりました。
  • スペシャル対談終了後の質疑応答は、怒らない指導を実践に落とし込む難しさ(選手・保護者の理解やチーム作り)に関する質問が多くあり、選手のために自分がどうしたいかを持つことが大切であるなどパネリスト個々の視点から説明されました。
  • 〈写真左から高橋佳三氏、益子直美氏、矢野燿大氏、望月聡氏〉
  •  
  • 今回の講演会が、スポーツに関わる方だけでなく、広く社会に指導の在り方を考えるきっかけとなれば幸いです。
  • びわこ成蹊スポーツ大学は、スポーツを専門とする大学として、これからも新たなスポーツ文化の創造と、地域との共生をはかり、スポーツで社会課題を解決していきます。
  • Xにシェア
  • LINEにシェア
  • リンクをコピーリンクをコピーしました