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  • 高島市×スポーツ政策・文化コース──対話で深まる学生の学び

高島市×スポーツ政策・文化コース──対話で深まる学生の学び

2025.07.28

お知らせ

スポーツ学部,スポーツ学科,スポーツ政策・文化コース,教育・研究,地域連携・高大連携

  • 7月24日、本学スポーツ政策・文化コースの2年次生を対象とした「基礎演習Ⅰ」の授業の一環として、7月初旬に高島市で行われた「高島市炬火イベント~わたSHIGA輝く国スポ・障スポ開催100日前記念~」の振り返りを目的とした座談会を実施しました。
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  • 座談会では、高島市教育委員会事務局スポーツ振興部より赤水部長、同部市民スポーツ課より加藤課長をお招きし、現地での活動体験をもとに、学生たちがそれぞれの思いや気づきを共有しました。
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  • ▲左から、高島市教育委員会事務局スポーツ振興部の赤水部長、同部市民スポーツ課の加藤課長
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  • 冒頭、赤水部長からは、「行政の役割は、地域の“隙間”を埋めること。市民が一歩踏み出したときに、行政がそれを支えることが大切。地域課題を知り、その隙間をどう埋めていくかを考えるには、大学生の若い力が必要です。特に人口減少が進む高島市では、皆さんのような若者の力が不可欠。大津市と高島市は隣同士。今後も支え合っていける関係性を築いていけたら嬉しい」とのメッセージがありました。
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  • ▲座談会の様子
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  • 座談会では、以下の2つのテーマを軸に意見が交わされました。
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  • 1.届ける
  •  運営側が意図している内容を“届ける”ことの難しさと、その方法について率直な意見交換が行われました。
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  • 2.継続する
  •  活動を継続し、文化として根づかせることの重要性についても議論が広がりました。
  •  高島市とのつながりも、トライアンドエラーを重ねながら、継続的な関係に発展してほしいとの期待が寄せられました。
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  • ▲座談会で意見交換をする様子
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  • 学生たちは、現地での経験を振り返りながら「自分たちの活動が社会にどう届いているのか」「どのように続けていくか」といった課題に向き合い、活発な意見交換を行いました。
  • 学外の方々と直接対話するこのような機会が、学生にとって大きな学びとなったことは間違いありません。
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  • 今後も本学では、地域との連携を通じて、学生の主体的な学びと社会貢献の場を広げてまいります。
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  • 【学生のコメント】
  • 川島 京也(スポーツ政策・文化コース/2年次生)
  • 今回の座談会で、「届ける」と「継続する」というテーマでグループディスカッションをしました。
  • 最初は、高島市炬火イベントで参加者に高島市の魅力を伝えることが難しかったことを話し合い、あらためて「届ける」ことの難しさを実感しました。
  • 赤水部長がグループに参加してくだったことで、自分たちでは気づけなかった視点で話し合うことができ、伝えることの重要性について深く考えさせられました。
  • また、「継続する」というテーマでは、赤水部長に「普段から継続していることを自分達でも考えてみて」と言われ、普段の生活で継続的に行っていることがあまりないことに気づきました。
  • この気づきから、高島市でイベントを継続的に実施していくことの難しさにも目を向けることができました。
  • 高島市の人口減少や若者流出の問題を解決するために高島市の魅力を発信し続けることが重要で、今回の座談会を通して若者が高島市に残ってくれるような環境作りが大切だと感じました。
  • 届けること、継続することの難しさを感じ、この課題をどのように乗り越えていくかを考える良い機会になりました。
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  • 長谷川 弘希(スポーツ政策・文化コース/2年次生)
  • 今回の炬火イベントで、高島市に暮らす方々と交流し感じたことを仲間と話し合い、どのようにすれば私たちの意図を伝えることができるのかを考えました。
  • 私たちが良いと思うものを創っていても、興味を持っていただかなければ意味がありません。
  • 関わり始める第一歩をどう踏み出すかについて話し合い、学生の持ち前の明るさを活かしていきたいという意見が出ました。
  • これからも社会課題を解決するために、良い取り組みが出来るよう考え続けます。
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  • 大野 菜々美(スポーツ政策・文化コース/2年次生)
  • 今回の座談会は「届ける・継続する」という2つのテーマでディスカッションを行いました。
  • 「届ける」というテーマでは、イベントの中でブースへの呼び込みが上手くいかなったことについてどうすればもっと人を呼び込めたのかについて考えました。
  • また、今回のようなイベントをまた行うことは出来ないのかについて話し合いました。
  • 私たちが届けようとしても相手には上手く届かなかったことから、届けることの難しさを改めて実感しました。
  • 「継続する」というテーマでは、これからも大学と高島市が関わり続けていけるようにするにはどうするべきか、高島市が活気溢れる町になるには何が必要なのか、どのような仕組みが必要なのかについて話し合いました。
  • 実現が困難なものであったとしても、高島市をよりよくするために自分たちが出来ることや、こうすればもっと良くなるのではないかという事を先生や赤水部長、加藤課長と一緒に話し合うことができ、とても有意義な時間でした。

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