2022年2月26日(土)新型コロナウイルスの影響を鑑みてオンラインにて実施されました「第9回スポーツ産業学会冬季学術集会」にて、本学4年次生の八畑 汰介さんが、卒論セッションで最優秀賞にあたる『笹川スポーツ財団賞』を、3年次生の藤岡 峻さんが、ジュニアセッションで最優秀賞にあたる『日本スポーツボランティアネットワーク賞』をそれぞれ受賞しました。
昨年の先輩の受賞に引き続き、2年連続となる快挙です。
以下、それぞれ受賞した学生の研究内容と喜びのコメントです。
‣八畑 汰介さん 卒論セッション『笹川スポーツ財団賞』
‣研究内容
私の論文はサッカー専用スタジアムに着目したものとなっています。
スポーツ庁の「スタジアム・アリーナ改革指針」を受けて、Jリーグではホームスタジアムをサッカー専用スタジアムとする整備が進んでいます。
しかし、サッカー専用スタジアムを建て、観客に新たな観戦経験を提供できても、そのスタジアム自体が試合を見るだけの単なる箱になってしまってはいけません。
スタジアム自体に愛着を持ち、スタジアムと観客との間に心理的な結びつきが形成されることで、長期的な観客動員を見込めるのではないのかと考え研究を進めました。
‣受賞コメント
この度は笹川スポーツ財団賞を受賞でき大変嬉しく思います。
私は大学2年次生の時にもリサーチカンファレンスに出て研究内容を発表しましたが、受賞するには至りませんでした。
その時の悔しい経験が3年次生でのジュニアセッション奨励賞、そして今回の最優秀賞につながったのではないかなと思います。
また、2年次生の頃から共に切磋琢磨してきた、同じゼミに所属している安部洋一郎さんの存在は大きくとても感謝しています。
彼と共に遅い時間まで大学に残って終電で帰宅したり、徹夜で作業をしたりと、最優秀賞を取るという同じ目標を持って取り組むことができたので、現状に満足せず論文に向き合うことができました。
この卒業論文を作成するにあたって多大なるご支援を頂いた山本達三准教授や山本ゼミに所属しているゼミ生の皆さん、スポーツビジネスコースに関わるすべての方々に大変感謝しております。
また、アンケート調査にご協力いただいたガンバ大阪サポーターの皆さんありがとうございました。
‣藤岡 峻さん ジュニアセッション『日本スポーツボランティアネットワーク賞』
‣研究内容
大学生のランニングシューズ購買時の、さまざまなリスクが購買意図に与える影響について、統計を用いた分析を行いました。
1万1円以上のシューズを履いている学生よりも1万円以下のシューズを履いている学生の方が、「お金が無駄になる」リスクを感じたときに購買意図が下がるという結果がとても興味深かったです。
‣受賞コメント
元々は学会発表は1つの経験になるだろうと考え挑戦したもので、まさか私が最優秀賞をいただけるとは思っていませんでした。
海外の先行研究を読んで研究仮説を立てたり、発展した分析に挑戦したことが大きな評価となり、勉強を続けた結果が認められてとても嬉しく思います。
本番は来年の卒業論文の発表なので、今後も気を抜かず研究を進めていきたいです。
研究に協力してくださった山本准教授や専門実習での班メンバーに感謝いたします。ありがとうございました。