■大河学長
伝えたいことは2つ。1つ目はサッカーを見せること、地域貢献活動をクラブの一員として行っていくことでプロとしてお金を稼ぐということ。
2つ目は、自然豊かな素晴らしい練習環境が整っている徳島ヴォルティスで、サッカーに打ち込み、人間力を高めてもらいたいということ。
将来的には日本を代表するディフェンダーになることを期待しています。
■望月監督
正直、はじめはピンと来ない選手でした。いい選手というのは比較的目立つ選手が多い中で、彼の場合、目立ちはしないものの自然に淡々とプレーしていました。普段から一喜一憂することなく冷静に、自分が成長するためにプレーしていて、4年間を通してじわじわと上手くなっていったなという印象があります。
子どもたちに夢を与え、「森昂大のプレーを見てみたい」そんな風に思ってもらえる選手になってほしいと思っています。
■勝沢監督
森君とは彼が中学生の頃に出会い、中学3年生の時には高校の試合にも出ていました。練習では一切手を抜かず、ウエイトトレーニングや食事などプロになることを意識して過ごした3年間で、チームの中心として活躍してくれました。
プロになれたことはあくまでも通過点。ここからさらに上を目指して頑張ってほしいと思っています。
■高本氏
関西学生リーグの中のDF陣の中でも指折りの選手である森選手が、次の成長の場所として徳島ヴォルティスを選んでいただいたことを大変嬉しく思いますし、楽しみにしています。対人プレーが強く、冷静な対応で守備ができることが彼のストロングポイントだと思いますし、チームとしては後方からのビルドアップは攻撃のスタートとなるので、攻撃の起点となることも期待しています。
■森選手
僕を選んでいただいた徳島ヴォルティスの関係者の皆様に感謝しています。高校や大学での経験を活かし、徳島ヴォルティスの勝利のために自分のすべてを捧げる覚悟でプレーしていきたいと思いますので応援よろしくお願いします。
【質疑応答】
Q.大学時代で1番印象に残っていることは?
A.2年次の総理大臣杯で法政大学に1-6で敗れた試合です。関東のレベルの高い選手たちと試合をしたことでこの選手たちを追い越していかないとプロにはなれないと感じさせられました。
Q.人間的な成長はどのようなところに感じていますか?
A.入学当初から望月監督には主体性を大事にすることを言われ続けていたので、自分で考えて行動していくことは4年間で成長した部分だと実感しています。
Q.望月監督をはじめコーチングスタッフとの思い出やエピソードは?
A.面白い人ばかりで、試合前のミーティングなどでたくさん笑わせてもらいとてもリラックスさせてくれました。スタッフと選手の関係はすごく良くてチームとして一つになっていたと思います。
Q.昂大君からあまり楽しんでいる様子が見られなかったのですが、どんな感情を抱きながらプレーしていましたか?(2023年ヴィッセル神戸加入内定泉柊椰からの質問)
A.楽しい時ばかりではありませんでしたが、このチームのメンバーとインカレで早稲田大学に勝った瞬間が4年間で1番嬉しかったですし、あの瞬間は喜びが爆発したことを覚えています。仲間と一緒にプレーしている時が自分にとっては本当に楽しい時間でした。
Q.徳島ヴォルティスを選んだ理由は?
A.初めて練習参加させてもらったときに、これまで参加したチームとのプレーの強度の差を感じ、この環境でプレー出来れば自分が成長できると思い決めました。
Q.どんなところを強みにアピールしていきたいですか?
A.ヘディングや対人プレーが1番の強みだと思います。1年目から試合に出るチャンスは十分にあると思うので、特徴を全面に出してアピールしていきたいと思っています。
Q.J2からの1年でのJ1復帰を目指すシーズンの抱負は?
A.J2に降格してしまい自分自身も非常に悔しい思いをしました。継続して試合に出続けてJ1昇格に向けて貢献したい思いが強いです。成長したいと思っています。
Q.将来の目標は?
A.日本を代表するセンターバックになることです。