株式会社リーベ
阪田 隼也 (さかたじゅんや)〈アフロコーチ〉
2009年 3月 卒業 出身校:京都市立紫野高等学校
小林 拳大 (こばやしけんだい)〈キャンディコーチ〉
2014年 3月 卒業 出身校:兵庫県立加古川北高等学校
自分の意志で判断して行動することが大きな成果に繋がる
●脱サラして株式会社リーベを起業する ―
僕(アフロコーチ)もキャンディコーチも保健体育の講師・教員として学校現場で勤務していたことがあります。そんな僕がリーベを起業することになった動機は、もっと自分で判断する機会や考えたことを試す機会を創出したい、もっと自分の力を試したいと思ったから。
すぐにびわこ成蹊スポーツ大学で取り組んでいたキッズプログラムが思い浮かびました。
その経験をもとに、「楽しい」に特化した独自のリーベメソッドで
子供達の可能性を極限まで引き出せると確信したのです。
大学院インターン生として受け入れていたキャンディコーチが、幼児期の運動あそびの大切さを感じ、リーベに興味と強い想いを抱いてくれ、後に共に働く仲間にと迎えました。今やキャンディーコーチは、子どもの憧れとなり、保育士さんと共に子どもの育ちについて語り合える存在になっています。
2021年現在リーベでは、楽しさやワクワク感を存分に引き出しながら行う、幼児期の“運動あそび”を提供することの他、明日からすぐ活かせる運動あそびアイディアを楽しみながら得られる“おとな研修”プログラムの提供、及びオリジナルの遊具を作り販売する“こども遊具”事業を展開しています。
●誰もが自然と笑顔で動き出せる「リーベ式アプローチ」とは ―
現場では、自信がない・消極的・不安な子も、そうでない子もいる中で、マニュアル通りの対応なんてしないですし、到底できません。
例えば、運動あそびをする際に参加していない子どもへのアプローチについては、保育士や親御さんからも質問を受けることのひとつです。参加していない子どもには、「この子は大丈夫」と信じて見守るだけ。その子の存在を、可能性を、認めることから始めます。それぞれの個性もあるし、心配する必要はありません。子どもって大丈夫、絶対できるし絶対やるし、自分で判断しています。
子どもたちの「やってみたい」を育てるためには、要はその判断を我々大人が尊重していくことが大切なのだと思います。僕はもう大人ですが、リーベの仕事へ向き合う気持ちも、子どもの楽しい・やりたいという気持ちに似ていると感じます。楽しいからやる気しかない。子どもも大人も、自分の意志で判断して行動するということは、これほどにも大きな成果に繋がるものなのですね。
●今後の目標や挑戦したいことは ―
幼児教育の分野は、たくさんの可能性にあふれていて、そこを開拓することに今後挑戦したいです。例えば、保育士研修ですね。僕もいろんな研修を受けてきて、ためになる研修は多いけれど、残念ながら面白い研修は少ないと感じます。自分たちが面白い研修をして保育士さんに楽しんでもらい、自然と前向きな学びが得られるよう仕掛けていきたいです。
そして、キャンディコーチは今、幼児教育を学ぶ学生の講義を担当したりしているので、保育業界の次世代に大きく関わっています。子どもたちにとって本当に大切な保育や教育って何なのか、突き詰めて考えていきたいですね。
(文責・家里 渓太)
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