硬式野球部コーチ 西 正文(にしまさふみ)
― どんな状況でも野球の楽しさを伝えていきたい ―
長く社会人野球に関わっていたので、大学野球の指導者として学生たちと一緒に白球を追うことに新鮮な喜びを感じています。社会人野球で選手と接していた時から、選手たちにはどんな状況でも野球の「楽しさ」をしっかりと伝えていきたいと考えています。
私も山田監督も日本代表としてオリンピックに出場した経験があります。私の場合、飛び抜けた能力があったのではなく、当時の代表監督が目指している野球に自分のプレースタイルがうまくマッチングしたから代表に選出されました。私は監督やコーチと意思疎通することで、監督が目指した野球とマッチングするプレイヤーとして存在感を示すことができました。でも、このことは野球というチームスポーツだけが特別なことではありません。「チーム(所属する組織)のために、自分は何をすべきなのか」そのことを常に意識し、行動ができる選手達を試合での戦力になるよう技術面からサポートすることが自分の仕事だと思っています。さらには、学生たちが野球部での活動を通して、野球やスポーツの持つ本来の楽しさやおもしろさを伝えられるように私も学生と一緒に成長したいですね。
硬式野球部監督 山田 秋親(やまだあきちか)
― 全員がいい表情で野球に打ち込める環境づくりを ―
チーム作りをする中で大切にしていることは、部員全員がいい表情で野球に打ち込める環境を作ることです。チームにとって必要な事は何か、またチームが勝つために自分が何をしなければいけないのか―。
現在、180 名の部員がいますが、そのことに気づき、周りを見て気のきいた行動ができる選手がグラウンドに立つ9 人であるべきだと思っています。日常生活であっても野球であっても、自分に必要とされている事は何かを考えられる選手を大切にしたいですね。
監督として初めて指揮を執った春季リーグ戦は、3 位という結果に終わりました。優勝した佛教大は全ての準備において、「5%」わたしたちを上回っていました。アップの仕方や、攻守交代のダッシュなど技術的な面以外の事を最後まで必死にやり抜くことが佛教大と比べて劣っていたことは認めざるを得ません。技術面だけでなく、人間力を高められるように学生とともにチーム力を向上させていきたいです。学生たちが良い表情で野球に打ち込める環境を作り、初のリーグ優勝を目指します。
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