京滋大学野球1部の春季リーグ戦は4月1日から5月24日まで行われ、硬式野球部は5勝7敗、勝ち点2と振るわず4位に終わった
初戦となった花園大戦に連敗し、勝ち点を落としたのが痛かった。エース候補と期待された青木が、1回戦の1回に6失点とつまずき4─7の敗戦。2回戦も競り負けた。次週の福知山公立大戦では投手が踏ん張って連勝、続く京都教育大戦も苦しみながら勝ち点を奪った。
ヤマ場となった第5節の京都学園大戦1回戦は、終始相手のペースで0─7のコールド負けを喫した。2回戦は打撃陣が奮起して8─1でコールド勝ちを収めたが、3回戦では2─11とまたもコールド負け。ここ一番での勝負強さがなかった。第6節の佛教大戦は意地を見せたかったが、6─11と4─5で連敗して勝ち点を落とした。
本郷監督は「去年は4年次生中心だったが、大きくスタメンとベンチ入りメンバーが変わり経験不足が随所に出てしまった」と総括した。また初めてコーチとしてリーグ戦を経験した新任の山田投手コーチは「開幕戦、青木の立ち上がりの最悪パターンを想定できなかった。開幕投手を育て、ピンチで三振を取れる投手がでてこないといけない」と振り返り、頼れるエースの育成を誓った。
悔しさを晴らすのには初優勝することだ。本郷監督は「投手陣の整備、軸となる投手が2枚でてこなければ秋も厳しい。野手は実戦練習を増やす。個人で考え、実践できる選手がでてきてほしい」という。また浅見主将は「技術的には負けていないが、気持ちの面で負けている。目指すは高校野球のような1戦にかける雰囲気をつくること」と意気込んだ。秋の巻き返しに期待したい。
リーグ戦の試合結果
京滋大学野球1部 春季リーグ戦勝敗表