2025.06.26
お知らせ
スポーツ学部,スポーツ学科,スポーツビジネス・メディアコース,地域連携・高大連携
- 6月19日、大河特別招聘教授をお招きし、プロスポーツコアチーム3期生の講座「プロスポーツリーグのマネジメント」を実施しました。
- プロスポーツコアチームは「プロのスポーツクラブに運営スタッフとして就職したい」という志を持つ学生から、書類選考と面接によってメンバーを選抜して構成されたチームです。
- 2024年度に卒業し、株式会社まちのミライに就職されたプロスポーツコアチーム1期生の吉田さんも講座に参加し、後輩たちにプロスポーツクラブの現場についてお話しいただきました。
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- ▲左から、大河特別招聘教授、吉田さん(2024年度卒業生/プロスポーツコアチーム1期生/株式会社まちのミライに就職)
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- 冒頭、スポーツの産業化に向けて重要となる3つの視点として、「スタジアム・アリーナの改革」「スポーツ人材の育成・養成」「他産業との融合」が挙げられました。また、クラブにおいては強いチームを育てていくことは当然であることを前提として、そのうえで「ファン、パートナー、自治体、メディア、スタッフ、コーチ、審判へ感謝の気持ちを持つこと」が大切であると説明がありました。
- 学生にとって、クラブを取り巻く関係者に「感謝をすること」という考えは新しい気付きとなりました。
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- そして、これまでに携わってこられた、Jリーグ(サッカー)、Bリーグ(バスケットボール)、そして現在チェアマンを務めるSVリーグ(バレーボール)におけるマネジメントのノウハウについても、ご説明いただきました。
- リーグについては、「地域に根差し、地域から応援されることがサステナブルである」との考えのもと、地域と向き合いながら発展してきた経緯をご説明いただきました。続いて、次に携わったBリーグの立ち上げに際して、その経験をどのように活かしたかについても、熱意を込めてお話しされました。
- 組織作り、人材の確保、資金調達、そして「エンターテインメントを追求し、見て楽しいものにする」という明確なミッションのもと、ゼロから立ち上げたBリーグのヒストリーに、学生たちも引き込まれるように聴き入っていました。
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- さらに、昨年10月に開幕した、世界最高峰を目指すSVリーグについては、「世界のバレーボールリーグの中で、競技力だけでなく、事業としても成功し、最も集客力のあるリーグ、最もガバナンスが効いているリーグを目指す。ルールをしっかり守れることが最終的には勝利につながる」と力強く語られました。
最後に、大河特別招聘教授から学生たちへ、「物事を変えていくには、反対がつきもの。それに対して、勇気を持って変えていけるかどうかが大切だ」という力強いメッセージが送られました。
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- ▲プロスポーツコアチーム3期生が受講している様子
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- 学生からは「もっとお話しを聞きたい!」とスポーツビジネスを学ぶ意欲がさらに高まっているのを感じました。
- プロスポーツコアチームはこれまで、スポーツビジネス・メディアコースの吉倉准教授による「スポーツ産業の歴史と現状、プロスポーツチームのマネジメント」、同コースの明講師から「野球の経営戦略」についての講座を実施。
- 今回の講座では、さらにスポーツをビジネス視点で考える貴重な時間となりました。
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- 【学生コメント】
- 澤 美月(3年次生・プロスポーツコアチーム3期生)
- 大河先生の講座では、Jリーグ、Bリーグ、SVリーグの3つのプロスポーツリーグ、そして見る施設からする施設へといった多岐にわたるテーマについて学ぶことができました。
- 特に、スタジアムやアリーナの改革がスポーツの産業化を促進することや、「愛されるクラブづくり」には、ホームタウンとの密接な連携と、多様なステークホルダーを巻き込むことの重要性を強く実感しました。
- この講座を通して、スポーツ業界で働きたいという思いが一層強まり、今後地域に根ざしたスポーツチームの発展に貢献できるように学びを深めたいと感じました。