BIWAKO SEIKEI TOPICS

  • BIWAKO SEIKEI TOPICS
  • 【公開講座】びわこから世界へ!卒業生・宮沢悠生氏(レッドブル・ザルツブルク指導者)による講演を開催

【公開講座】びわこから世界へ!卒業生・宮沢悠生氏(レッドブル・ザルツブルク指導者)による講演を開催

2025.06.09

お知らせ

大学から,クラブ・サークル,地域連携・高大連携,男子サッカー部

  • 6月3日(火)、地域におけるスポーツの発展と指導者の育成を目的とした公開講座「びわこフットボールコーチングアカデミー」の第2回講座を開催しました。
  • 今回の講師には、オーストリア1部リーグのレッドブル・ザルツブルクで指導者として活躍する本学卒業生(第2期生)・宮沢悠生(みやざわ・ゆうき)氏をお迎えし、「日本の日本化への我々の使命-BIWAKOから世界へ」と題してご講演いただきました。
  • 講演では、ヨーロッパと日本における指導者や選手の違いをテーマに、現地での経験をもとにしたリアルな視点から語っていただきました。
  • 動画を交えた現地チームの紹介や、選手育成における課題、世界を目指す上で必要な資質など、具体的な事例を交えた内容に、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。
  •  
  • ■日本人選手に足りないものとは?
  • 宮沢氏は、日本人選手に足りないものはほぼなくなってきている前提で、まず「言語能力」を挙げました。世界で活躍するためには、現地の言葉で対等にコミュニケーションできる力が不可欠であると強調。
  • 次に、「一人で状況を打開できる能力」の重要性を指摘。試合中にボールを持てる時間は、活躍する選手ですら、わずか3分程度。その短い時間で結果を出す力が求められると語りました。
  • また、監督に絶対的に認められる存在になることの重要性にも触れ、「監督が何を求めているかを理解し、自分の役割を果たすことが評価につながる」と述べました。
  •  
  • ■プロを目指すために必要なこと
  • プロになるために必要なこととして、宮沢氏は「犠牲を払う覚悟」と「メンタルの持久力」を挙げました。自分に足りないものを見極め、自問自答を繰り返しながら成長していく姿勢が、プロの世界では求められると語りました。
  • 特に印象的だったのは、「当たり前が当たり前ではない」という言葉。
  • 環境を変え、1秒でも早く多くの経験を積むことが、自分を大きく変えるきっかけになると、参加者に強いメッセージを投げかけました。
  • ■質疑応答
  • 講演後半では、参加者との活発な質疑応答が行われました。
  • 「勝つこと」と「育てること」のバランスや、勝つために最も必要なことなど、現場に即した質問に対し、宮沢氏は一つひとつ丁寧に答えました。
  • 宮沢氏の熱意と実体験に基づいた言葉は、参加者の心に深く響き、指導者としての在り方を見つめ直す貴重な機会となりました。

  • 今後も本学では、地域におけるスポーツの発展と指導者の育成を目指し、こうした公開講座を継続してまいります。

この記事をシェア

  • Xにシェア
  • LINEにシェア
  • リンクをコピーリンクをコピーしました