2017年度の文化講演会は11月24日に開催され、NPO法人「ECOPLUS」代表理事で早稲田大学教授の高野孝子さんが「冒険と教育 自然が教えてくれたこと」と題して講演した。高野さんは野外・環境教育活動家として「人と自然と異文化」をテーマに、地球の環境・野外教育プロジェクトの企画運営に取り組んでいる。
「場から学ぶ、体験こそが最も大切である」と、経験を積むことが自らの引き出しを増やし人間力を身に付けることにつながると説明。講演会の中では、現場に足を運ぶことで出会った自然や人の写真が多く用いられ、聴くものをわくわくさせる冒険の世界へと連れ出してくれた。また、「私たちは自然に命を分けてもらっている。豊かさとはお金ではない」と語り、世の中が便利になっていく中で忘れかけていた根本的なことを思い出させてくれた。
豊かな自然に囲まれたキャンパスで、新たなことにチャレンジしようとするびわスポ生の背中を押してくれる講演会となった。