BIWAKO SEIKEI TOPICS

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  • スポーツにおける広報の仕事とは~スポーツスポンサーシップとの関係性~

スポーツにおける広報の仕事とは~スポーツスポンサーシップとの関係性~

2025.10.01

お知らせ

スポーツ学部,スポーツビジネス・メディアコース,大学から,教育・研究,就職・キャリア,改革02,改革06

  • 改革02
  • 改革06
  • 9月25日(木)、公益社団法人SVリーグ 広報・プロモーショングループ ダイレクターの鳥山聡子氏をお招きし、スポーツにおける広報の特徴や役割、メディアとの関係性、さらに、スポーツスポンサーシップについてお話しいただきました。
  • 当日は、プロスポーツコアチーム3期生の学生6名が参加し、広報業務の実務を学ぶ貴重な機会となりました。
  • 講義は「広報の仕事はキラキラ職種!?」というインパクトのある言葉でスタート。広報と聞くと華やかなイメージを持たれがちですが、実際は緻密な努力が求められる仕事であることを、鳥山氏のお話を通じて学生たちは実感していました。
  • 鳥山氏は広報と広告との違いについて「広報は双方向のコミュニケーションであり、信頼を通じて報道や評価を得るもの」と説明。例えば、テレビでは放送局や番組内容、時間帯によって視聴者を引き付ける見せ方を考える必要があると強調。
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  • さらに、スポーツをPRする上での特徴として、チーム広報と企業広報の違いを解説。特にチーム広報は、勝敗と切り離せないことや、選手ごとにスポーツに対する思い入れやストーリーがあるため、発する言葉や受け止め方が異なると指摘。
  • また、メディアやファンとの距離の近さも特徴であり、選手のブランディングに活用できる一方で、炎上といったリスクもあることを説明。その上で、「正しい情報」「コミュニケーション」「相互理解」がスポーツにおけるPRにおいて、最も重要であると力強く語られました。
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  • 講義の後半では、スポーツスポンサーシップをテーマに展開され、「スポンサーシップは、一方的にお金を支払うものではなく、見返りがあり、アクティベートして初めて価値を生む」という双方向の関係性が重要であることを説明いただきました。また、スポンサー契約を結ぶ際には「一緒に目的を達成できるパートナーかどうか」という視点が欠かせないことについても触れられました。
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  • 参加した学生からも積極的な質問が寄せられ、広報という仕事の本質を深く知る機会となりました。
  • 【学生コメント】
  • 本林奏美さん(3年次・プロスポーツコアチーム)
  • 本日の講座を通して、広報やスポンサー活動においては、ただ情報を発信するだけでなく、相手にどのように伝わるかを意識して取り組むことの重要性を学びました。SNSや紙媒体など、手段ごとに役割が異なることを理解し、状況や対象に応じて使い分ける必要があることに気づくことができました。
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  • 高谷琉那さん(3年次・プロスポーツコアチーム)
  • 今回の講義では、スポーツ広報とスポーツスポンサーシップについて学び、これまで触れる機会のなかった分野に対する理解を深めることができました。特に印象的だったのは、スポーツチームとスポンサー企業との良好な関係性づくりにおいて、単なるイメージ戦略だけではなく、裏方としての地道な努力や丁寧なコミュニケーションが不可欠であるという点です。華やかな表舞台とは対照的に、広報の仕事にはコツコツと積み重ねる姿勢が求められることを実感し、広報に対する認識が変わりました。今後は、講義で得た知識を土台に、より多角的な視点からスポーツ業界を捉えられるよう、積極的に学びを深めていきます。

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