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  • 坂本和大助手・禰屋光男教授らの研究成果が「看護理工学会誌」に掲載!

坂本和大助手・禰屋光男教授らの研究成果が「看護理工学会誌」に掲載!

2025.11.14

お知らせ

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  • 改革03
  • 坂本和大助手が筆頭著者として参画した研究成果が、看護理工学会誌に掲載されました。本研究には、禰屋光男教授(健康・スポーツ医科学コース)が責任著者として参画し、研究の監修を行いました。
  • ▲左から坂本助手、禰屋教授
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  • 【論文情報】
  • タイトル
    非侵襲的手法による高強度伸張性運動後の局所性筋損傷マーカーの評価
  • 著者
    坂本 和大、峰松 健夫、大貝 和裕、前田 明、禰屋 光男
  • キーワード
    運動誘発性筋損傷、スキンブロッティング法、クレアチンキナーゼ
  • 掲載誌
    「看護理工学会誌」2025 年 13 巻 p. 44-51
    DOI
  • https://doi.org/10.24462/jnse.13.0_44
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  • 【研究概要】
  • 本研究は、看護理工学分野で開発された経皮採取技術「スキンブロッティング法」をスポーツ科学に応用し、骨格筋の局所状態を非侵襲的に評価できるかを検証したものです。
  • スキンブロッティング法は、皮膚表面に専用パッチを貼付して生検の代わりとなる評価技術として期待されています。
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  • 本研究では、成人男性の上腕に高強度運動を課し、運動直後から3日後まで、スキンブロッティング法によるクレアチンキナーゼ、最大筋力、遅発性筋肉痛を繰り返し測定しました。
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  • 主な結果
  • ・運動した筋では、クレアチンキナーゼが運動翌日に上昇した。
  • ・運動していない筋では、クレアチンキナーゼに明瞭な変化はみられなかった。
  • ・スキンブロッティングで得たクレアチンキナーゼは、運動翌日の痛みスコアと関連した。
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  • これらの知見は、スキンブロッティング法が局所的な骨格筋バイオマーカーを経皮的に評価できることを示し、部位ごとの筋状態を捉える新しい非侵襲的手法としての有用性を示唆します。

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