2025.02.12
クラブニュース
スポーツ学部,スポーツ学科,クラブ・サークル,男子サッカー部,女子サッカー部
- 本学の学生19名が、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)公認C級コーチ養成講習会(びわこ成蹊スポーツ大学コース)を受講しました。
- 全カリキュラムを修了し、筆記試験、レポート提出、指導実践にも全員が合格。今後は所定の手続きを経て、JFA公認C級コーチライセンス(JSPO公認コーチ1)保持者となる予定です。
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- 【学びの概要】
- 受講生の中には、現役プレーヤーだけでなく、すでに学外で指導経験を持つ学生も含まれていましたが、
- 講義、実技、グループワーク、指導実践、オンデマンド講義を通じて、非常に一体感のある講習となりました。
- 延べ8日間の講習を通して、発育発達やチームマネジメント、セーフガーディング(スポーツを安心、安全に楽しむ権利とその環境を守るための取り組み)といった指導者に求められる知識に加え、技術・戦術・分析、トレーニングプランニング、コーチング実践など、サッカーの専門的知識とコーチングスキルも習得しました。
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- 【男女混合の学びの場】
- 本学には男女のサッカー部があることから、その特色を活かし、2022年度に続き、本講習会も男女混合で実施されました。
- 今年度の参加者は男子学生12名、女子学生7名で、約6:4の割合でした。
- この男女比率は、日本サッカー協会に登録されている指導者の男女比を考えると特筆すべきものであり、性別に関係なく、共に、同じ場所で、「サッカー」という一つのスポーツの理解を深める機会となりました。
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- 受講生からは、
- 「指導の難しさや、伝えることの楽しさを学んだ」
- 「サッカーに対する理解は持っていると思うが、それをコーチとして言語化することが難しかった」
- 「男女関係なく、良い雰囲気で学ぶことができた」
- 「今後、女性が男子を指導したり、男性が女子を指導する場面が増えていくと思うので、良い経験になった」といった声が寄せられました。
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- 【セーフガーディングの学び】
- 今年度の講習では、新たにセーフガーディングの講義が加えられました。
- 「どうすれば暴言をなくせるか?」というテーマについて、学生の視点から様々な解決策が出され、指導者としての倫理観を養う機会となりました。
- ある受講生からは「この講義自体をもっと多くの指導者が受けるべきでは?」との意見もあり、本講習の意義が改めて実感されました。
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- 【今後の展望】
- 受講生19名の中には、1年生が7名、2年生が3名いました。
- 今後、上級ライセンス(B級)への挑戦を視野に入れる学生も多く、スポーツを「支える」人材育成の観点からも、本講習は彼らの将来に大きく貢献する機会となりました。
- 本学では、今後もスポーツの発展とより良い指導環境の構築に寄与してまいります。
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- 【受講生コメント】
- 波尻 駿さん(男子サッカー部1年次生、神戸弘陵学園高校出身)
- 本講習会を通じて、選手や指導者として、サッカーの本質を見直すきっかけとなり、自分自身の成長を十分に実感できる貴重な経験となりました。
- また、指導者としての基礎知識やスキルを習得する中で、指導者の方々の偉大さや、その指導の難しさを改めて感じました。
- この経験を通じて、将来サッカー選手を目指すだけでなく、優秀な指導者になるためにも、学びを止めることなく日々努力していきたいと思います。
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- 渡 青空さん(女子サッカー部4年次生、INAC神戸レオンチーナ出身)
- 本講習を通して指導の基本を学び、自分自身の成長を実感できた点が最大の収穫でした。
- 特に、知識を得るだけでなく、実際に指導実践を繰り返し行うことで、具体的な指導スキルとして身につきました。
- また、問いかけを通じて選手の考える力を引き出すアプローチが学べたことは、今後の指導において大きな武器になると感じ、選手自身が気づく環境を作ることの大切さを実感しました。
- 今回の受講は男女混合のコースであったため、指導する際にプレースピードに戸惑うこともありましたが、オーガナイズを見直すきっかけになりました。
- さらに、異なる考え方に触れたことで、より柔軟な指導ができるようになったと感じています。
- この経験を選手活動や指導に活かしていきたいです。