AIで子どもたちの笑顔を検知！「びわスポキッズプログラム」で実証実験がスタート！

2024.06.14

ニュースリリース

スポーツ学部,教育・研究,地域連携・高大連携

AIによる笑顔検知システムを運用する「One Smile Foundation」と連携し、びわスポキッズプログラムにおけるこども園・保育園巡回コーチング時に、子どもたちの笑顔でスポーツの価値を数値化する実証事業を実施しました。
守山市の協力のもと、6月10日（月）には速野カナリヤこども園、13日（木）には吉身保育園にて実証実験を行いました。
【実施日時・会場】
(1)速野カナリヤこども園　6月10日（月）
　　　9時40分から10時20分　　対象園児：5歳児
　　　10時25分から11時5分　　対象園児：4歳児
(2)吉身保育園　6月13日（木）
　　　9時50分から10時30分　　対象園児：5歳児
　　　10時35分から11時15分　　対象園児：4歳児
今回の実証実験では、One Smile Foundation が開発した笑顔検知アプリ「スマイラル」を活用し、プログラム中の子どもたちの笑顔の数を計測。学生が考案した運動プログラムで、「子どもたちがどれくらい笑顔になるか」スポーツの価値を笑顔の数及び笑顔の発生率で評価し、その価値をさらに高め、子どもたちの健全な育成につなげることを目的としています。
6月10日の実証実験では、笑顔検知アプリ「スマイラル」を搭載したスマートフォンを運動場の4か所に設置しましたが、笑顔を検知する数が少なかったため、13日には学生の胸にスマートフォンを装着して実施する方法に変更することで、多くの笑顔を検知することに成功しました。
2日間の実証実験では、カメラの台数や設置場所などに対する課題も見つかる一方で、プログラム中の子どもたちの笑顔の数や、発生場面などについては一定の測定効果も見られました。
笑顔の数値化により、プログラムの効果を定量的に把握し、その結果を基にプログラムの改善や新たな取り組みの提案を行うための歩みが始まります！
今回の実証実験の結果を踏まえ、将来的には全国の教育機関やスポーツ施設にこの取り組みを広げるためにも、さらなる実証実験を積み重ねます。この取り組みがより発展することで、データを基にした新たなプログラムの開発やAI技術を活用した教育方法の提案などの幅広い展開に期待が膨らみます。
「新たなスポーツ文化の創造」を目指す本学では、AI・データサイエンス教育プログラムを展開するなど、今後もスポーツの様々な場面を数値化するといった実践的な学びを展開します！

≪補足説明≫
びわこ成蹊スポーツ大学と守山市との連携協定締結
守山市と2022年5月にスポーツ振興・教育・まちづくり、地域の活性化や人材育成を図る目的で連携協定を締結。
大学が連携する形で、守山市が掲げる『スポーツのさらなる普及、子どもたちへの支援』にこれからも取り組んでいきます。
一般社団法人　One Smile Foundation（本社所在：横浜市）
One Smile Foundationは、ITセンサーデバイスに笑顔認証機能を搭載し、私たちの⽇々の笑顔が計測される度に「1笑顔＝１円」の寄付が発⽣するという仕組み、「笑顔を寄付に変える”スマイラル”」を運用しています。
広島県など導入自治体も増えており、今後保育、介護施設などでの活用が期待され注目を集めています。
「One Smile Foundation」: https://1smilefoundation.org/
びわスポキッズプログラム
日本初のスポーツ大学であるびわこ成蹊スポーツ大学（滋賀県大津市）では、子どもたちを対象に体力や技術の指導だけでなく、「バランス」「リズム」「タイミング」の3要素をキーワードとしたプログラムを通してこどもたちのスポーツの芽を育み、また「スマイル」「自立・協調」「フェアプレー」の観点でスポーツにより心を豊かにすることを目的に、2009年度から県内保育園・幼稚園（延べ約660園約27,000人）の巡回コーチングや毎年5回のイベント「びわスポキッズフェスティバル」（延べ約9,000人）を実施しています。
びわスポキッズプログラム：https://biwako-seikei.jp/regional/biwaspo/

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