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益子直美客員教授による「怒らないコーチングからスポーツを考える」特別講義を開催

2025.10.27

お知らせ

スポーツ学部,大学から,改革02

  • 改革02
  • 10月27日、本学にて、益子直美客員教授を講師に迎えた特別講義を開催しました。
    本講義は、1年次生約420名が履修する「スポーツとイノベーション」の講義で実施され、スポーツにおける“怒らない指導(アンガーマネジメント)”の重要性について学ぶとともに、人生の価値について考える貴重な機会となりました。
  •  講義では、益子先生の経験をもとに、選手時代から現在に至るまでの心境の変化や、怒りに頼らないコミュニケーションの大切さを紹介。指導者が感情的に叱るのではなく、選手と丁寧に向き合うことで、「怒られないように」「ミスをしないように」「言われたことだけをする」選手にならないよう導くことが重要であり、選手が自分で考え主体的に行動できることが真の成長につながると話しました。

    また、人生のステージごとに大切にしたい姿勢を、ブランデーの等級を示す「VSOP」に例え、「キャリアのVSOP」として紹介。年代ごとに意識すべき価値観をわかりやすく伝えました。

    20代:V = Vitality(活力)・Variety(多様性)
    ― 若いうちはさまざまなことに挑戦し、元気に幅広い経験を積むことが大切。

    30代:S = Specialty(専門性)
    ― 自分の得意分野を磨き、強みを確立する時期。

    40代:O = Originality(独自性)
    ― 他人と比べるのではなく、自分らしさを発揮することが重要。

    50代:P = Personality(人間性)
    ― これまでの経験を生かし、人としての魅力で周囲に良い影響を与える年代。

    学生一人ひとりがこれからの人生をどのように歩むかを考えるヒントが詰まった益子先生の言葉に、学生たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

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